地ビールで煮込んだ鍋 「甘みとこくが出る」

水を使わず地ビールだけで煮るグッドエイジングストアのビール鍋(同社提供)

 寒さが強まる中、厚木市中町のレストラン「グッドエイジングストア」(大井義友社長)が、水を使わず地ビールでソーセージや野菜を煮込んだ「ビール鍋」の提供を始めた。

 使うのは、同市金田の地ビール会社サンクトガーレン製で、「ヴァイツェン」と呼ばれる小麦のビール。グッドエイジングストア自家製のソーセージ、ベーコン、ハムなどと、ジャガイモやカボチャといった根菜類をビールで煮込む。

 サンクトガーレンのビールにほれ込んだ大井社長が、ビールと自家製の肉製品を組み合わせた料理を作ろうと工夫し、昨年から提供を始めた。今年は野菜を根菜中心に変更した。

 大井社長は「ヴァイツェンで煮込むと甘みとこくが出る。友人や家族と味わってほしい」。来店客のテーブルで鍋を火にかけるが、新型コロナウイルス対策で出来上がった後は、いったん調理場に引き揚げ、各自に取り分けて提供する。1鍋(2~4人用)3980円(税別)。月曜定休。

© 株式会社神奈川新聞社