プロバスケ 長崎ヴェルカ 初のトライアウトに10人参加

トライアウトに臨む選手ら=ジャパネットホールディングス福利厚生施設

 男子プロバスケットボールクラブの長崎ヴェルカは12日、佐世保市のジャパネットホールディングス福利厚生施設で初めてのトライアウトを開催した。長崎県出身者やBリーグでプレー経験のある選手ら10人が参加。ゼネラルマネージャーとヘッドコーチを兼任する伊藤拓摩氏が指導を交えながら、約2時間、選手たちの動きなどを見極めた。
 2021~22年シーズンのBリーグ3部(B3)参入に向けた「選手の発掘」の一環。コロナ禍の現状を踏まえ、今回は広く参加を呼び掛けずに、県バスケットボール協会の推薦者や伊藤氏が招待した選手ら10人にとどめた。

選手に指示を出すゼネラルマネージャー兼ヘッドコーチの伊藤氏=ジャパネットホールディングス福利厚生施設

 「人柄も重視する」という考え方の下、一人一人と個人面談をした後にトライアウトを開始。シュートや1対1などの個人技から、後半は試合形式に移行した。伊藤氏は「まずは愛されて応援される選手。その次にシュート力や守備の激しさ」と選考の基本方針を示した。
 今後は12月~来年1月にかけて、トライアウトを実施する予定。参加した22歳の野田壮一郎(長崎東高-長崎大出身)は「自分の通用するところ、しないところが明確になった。守備の面で課題も見つかったりと、いい発見ができた」と目標の地元プロ選手に向けて意欲をみせていた。


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