バラと光 鮮やかに共演 平戸「ANJINガーデン」開園

三浦按針没後400年の節目に整備され、イルミネーションに彩られた「ANJINローズガーデン」=平戸市

 長崎県平戸市が崎方公園(大久保町)に整備した「ANJINローズガーデン」が14日、開園した。英国出身で江戸初期に平戸で死去したウィリアム・アダムス(日本名・三浦按針)の没後400年記念事業。バラ園一体でLEDライトのイルミネーションを23日まで午後6時~8時に点灯する。
 バラ園は同公園にある按針の墓地の隣接地約360平方メートルに整備。当初、按針の命日に近い5月に命名、開園予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で延期していた。
 命名、点灯式(記念事業実行委員会主催)が現地であり小関彰博委員長ら約100人が出席。バラを管理する平戸バラ会の油屋靖生会長が「平戸を訪れる人たちの癒やしの場になってほしい」とあいさつした。
 同市はバラ園の名称を公募。63作品が寄せられ、秋田市の男性の作品を採用した。園内には按針にちなんで名付けられた「ウィリアム・アダムス」など50種300本を植えている。イルミネーションと同じ日程、時間帯に平戸城もライトアップされる。

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