全国高校選抜弓道 女子活水V 決勝で2中差を逆転

女子団体でV2を達成した活水=県立武道館弓道場

 弓道の第39回全国高校選抜大会長崎県予選は15日、佐世保市の県立武道館弓道場で行われた。
 女子団体で昨年初優勝の活水がV2を果たした。予選(24射)と決勝(12射)の総的中数で競った今大会。首位の九州文化学園と2中差の3位で臨んだ決勝は大道寺、綾部、三浦の3人とも3中と気を吐いて逆転した。
 朝練習も取り入れて培った「気持ちのつくり方」が本番で生きた。普段から試合を意識して黙想を入れ、心を静めて弓を引いてきた。決勝も周りを気にせず、自分たちの射に集中。そばで支えた主将の前田は「みんなで話し合って練習してきた。このメンバーでやれてよかった」と声を弾ませた。
 これで「先輩が勝ち取った栄冠を持ち帰る」という目標は達成できた。次は約1カ月後の全国大会に照準を合わせる。梅本監督は「去年は決勝トーナメントへ進めなかった。予選を通過して、一つでも多く勝ちたい」と先を見据えていた。


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