させぼ文化マンスが楽園祭 書道やVRで商店街再現

書道パフォーマンスを披露する生徒=アルカスSASEBO

 長崎県佐世保市三浦町のアルカスSASEBOで14、15日の両日、ステージ発表とインターネットでの発信を融合した文化イベント「楽園祭 リアル×バーチャル」が開催され、市内外の約30団体が書道パフォーマンスや合唱などを披露した。
 「させぼ文化マンス」(11月)のメイン行事で、9回目。今年は新型コロナウイルス感染防止のため、観客数を縮小したりネットを活用するなど工夫を凝らして開催した。
 初の試みとして、VR(仮想現実)空間で佐世保の商店街などを再現し、どこにいても楽園祭を試聴できるようにした。動画投稿サイト「ユーチューブ」でも会場やVR商店街の模様を生配信した。
 14日、「リアル会場」(アルカスSASEBO)では、VtuberらがVR上で揮毫(きごう)する様子をスクリーンで流した後、西海学園高と聖和女子学院高、県立佐世保北、西、南高でつくる「佐世保高等学校書道部」が書道パフォーマンスを披露した。ジャズ演奏やよさこいの発表もあった。
 同市木場田町のパート、小浦幹子さんは「現実とバーチャルが一体化した新しいエンターテインメントで面白い取り組みだと思う」と感想を話した。

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