子どもたちが考えるオンラインでの「お祭り」 21日に横須賀でイベント

イベントの企画について話し合う子どもたち=横須賀市長沢

 新型コロナウイルスの流行で思うように外出できない子どもたちに楽しんでもらおうと、オンラインイベント「いろんな子どもと家族のお祭り」が21日に開かれる。横須賀市内でプログラミングを学ぶ小中学生らが企画運営や宣伝などを手掛け、参加者を募っている。

 主催は子ども支援などを行うNPO法人ファミリア。2015年から年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが自分らしく参加できる場としてイベントを開催してきたが、今年は新型コロナの流行で実施が困難に。理事長の高橋嘉誉さんは「中止も検討したが、何とかしたい」と、子どもたちからアイデアを募り、オンライン開催に切り替えた。

 イベント企画には同法人が運営するプログラミング教室「スマイルラボ」で学ぶ9人が参加。試行錯誤しながら市内の小中学校に配布するちらしをデザインし、同ラボのユーチューブチャンネルで公開中のイベント宣伝動画も作った。

 当日はビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」などを使い、自宅にある物を使ったしりとりや、「あるなしゲーム」などを楽しむ予定だ。企画運営を担当する中学1年の髙橋悠人さん(12)は「小さい子もできる内容を考えた。みんなで楽しくやれることが一番いい」と意気込む。

 当日は司会進行も子どもたちが行う。高橋さんは「初めて会う人、遠くの人とつながって楽しむ体験をしてほしい」と参加を呼び掛ける。

 21日午前10時~11時半。参加無料。パソコンかタブレットと、Zoom、プログラミングアプリ「VISCUIT」が使える環境が必要。問い合わせ・申し込みは、同ラボ電話046(874)7676。

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