伊勢丹相模原店跡地、45階高層ビルに マンション+商業施設 25年入居開始

解体工事が進む伊勢丹相模原店の建物=相模原市南区相模大野

 昨年9月に閉店した伊勢丹相模原店跡地(神奈川県相模原市南区相模大野)を巡り、野村不動産が45階建ての高層施設の建設を計画していることが30日、分かった。大部分がマンションで、一部店舗が入る複合施設となり、高層と低層の2棟を建設。市や地域住民が求めてきた周辺施設への歩行者用の通路を敷地内に設ける。マンション部分の入居開始時期は2025年5月を予定している。

 同日から始まった環境影響評価(環境アセスメント)の縦覧手続きで、現時点で想定している同社の計画概要を市が公表した。

 店舗面積が約2万9500平方メートルあった旧伊勢丹相模原店の建物(地下3階・地上7階)を取り壊し、高さ約170メートルの高層棟(地下3階・地上45階)と同15メートルの低層棟(地下3階・地上2階)を建設する。新たな建物の延べ面積は約8万5千平方メートルとなる。

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