三浦市火葬場利用料 来春引き上げへ

三浦市役所

 神奈川県三浦市は、来年4月から市火葬場(同市三崎町六合)の利用料金を25~33%引き上げる。他自治体を参考に受益者負担の適正化を図る狙いで、関連の条例改正案を今月7日開会の市議会第4回定例会に提出する。

 12歳以上の遺体を火葬する場合は市内在住者が2千円引き上げて8千円、市外は1万円引き上げて5万円とする。それ以外は市内が千円アップの4千円、市外は5千円アップの2万5千円となる。

 指定管理者制度を導入している市火葬場は、年間700件前後の利用がある。利用料金は無料の3自治体と政令市を除けば県内で最も安い。施設の老朽化が進んでいることもあり、市財政への負担をできるだけ軽減するためにも2013年以来8年ぶりの引き上げを決めたという。

 改定料金は上限額で、実際は市の指定管理者が利用料金を決めるが、これまでも上限の料金で運用してきた。

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