表情豊かに迫力ある演舞 YOSAKOIさせぼ祭り2020 コロナ禍でも楽しめる場に

表情豊かに演舞を披露する踊り子ら=佐世保市、名切グラウンド

 佐世保市内で6日、「YOSAKOIさせぼ祭り2020 Social Distance Event~祭会~」があった。長崎県内から15のよさこいチームが出場し、新型コロナウイルスの感染防止対策を取りながら、にぎやかな演舞で街を彩った。
 新型コロナ感染拡大の影響で、秋に開催予定だった第23回YOSAKOIさせぼ祭りは来年への延期が決定。こうした中、感染防止対策に取り組むことでコロナ禍でもよさこいを楽しめる場をつくろうと、YOSAKOIさせぼ祭り実行委が企画した。
 出場チームは、名切グラウンド会場(宮地町)と島瀬公園会場(島瀬町)で演舞を披露。感染防止対策として掛け声を控えるなど普段とは違う雰囲気の中、踊り子らは表情豊かに迫力のある踊りで観客を魅了し、よさこいファンらは拍手で各チームを応援した。
 ハウステンボス町の大学教員、高橋憲司さん(42)は「踊り子の踊る楽しさが伝わってきた」と感想。「長崎県立大学リズム戦隊メロディアス」の代表、徳永留依さん(21)は「このような舞台をつくってもらえた感謝でいっぱい。みんなで踊れたことがうれしい」と笑みをこぼした。

© 株式会社長崎新聞社