雲仙市長に金澤氏3選 市長選、4回連続無投票

無投票3選が決まり、支援者と万歳三唱する金澤秀三郎氏(中央)=雲仙市愛野町の選挙事務所

 任期満了に伴う雲仙市長選は20日告示。現職の金澤秀三郎氏(60)=無所属、自民、公明推薦=のほかに立候補の届け出はなく、金澤氏の3選が決まった。金澤氏は3回連続の無投票当選で、同市長選としては2009年以降、4回連続の無投票となった。
 金澤氏は製菓会社社長を経て07年、長崎県議に初当選。2期目途中で県議を辞し、13年1月、前市長の衆院選出馬のための辞職に伴う同市長選に出馬、無投票当選した。16年も無投票で再選。2期目は子育て世代への経済支援、観光戦略の策定、農地の大規模基盤整備などに取り組んだ。今年10月、3期目への出馬を表明していた。
 20日午後5時半すぎ、金澤氏は同市愛野町の選挙事務所で、支持者と共に万歳三唱し3選を祝った。
 金澤氏は連続無投票について「立候補するからには落選もあると覚悟を決めている。結果的に3回連続で無投票だったという認識。緊張感を持ち、市民目線の市政にまい進する」。3期目に向け「従来のやり方では成果が上がってこなかった、観光や再生可能エネルギー活用などの分野で知見のある人材を登用し、前例にとらわれずチャレンジする」と決意を語った。

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