公務員給与水準、神奈川県内トップは南足柄市 全国でも9位

神奈川県庁

 神奈川県は21日、県内自治体の公務員給与水準を公表した。国家公務員の給料を100としたラスパイレス指数(4月1日現在)について、県内33市町村の平均は100.2(前年比0.1ポイント減)で3年連続の減少。最も高かった南足柄市(102.5)は全国の市区町村(政令市、中核市を除く)で9位だった。

 33市町村のうち、指数100以上は16市町で、前年より3市町減少。政令市では、川崎市が101.0(全国20政令市中8位)で最も高く、横浜市100.1(同13位)、相模原市99.3(同17位)の順だった。

 県内で南足柄市に次いで高かったのは座間市(102.4)。さらに山北町(102.0)、葉山町(101.6)、海老名市(101.5)と続いた。一方、最も低かったのは、真鶴町(91.9)で、清川村(93.6)、大和市(95.5)の順だった。

 県は101.9(前年比0.2ポイント増)で、全都道府県で愛知(102.5)、静岡(102.4)に続く3番目の高さだった。

 県内市町村の総職員数(4月1日現在)は前年比1866人(1.91%)増の9万9511人で、8年連続の増加。病院の診療体制や子育て支援の充実強化などで増えたという。

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