スーパーフォーミュラ:合同/ルーキーテスト初日午後は福住仁嶺がトップタイム

 全日本スーパーフォーミュラ選手権の合同テスト/ルーキードライバーテストは12月22日、静岡県の富士スピードウェイで1日目午後のセッション2が行われ、福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分20秒487というトップタイムをマーク。大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)が2番手、野尻智紀(TEAM MUGEN)が3番手につけた。

 午前のセッション1の後、スーパーフォーミュラ・ライツの走行をはさみ14時10分からスタートしたスーパーフォーミュラの午後の走行。午前同様17台が出走したが、ROOKIE Racingは河野駿佑に代わってレギュラードライバーの大嶋和也がコクピットに。また、Buzz Racing with B-Maxの51号車には、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の2020年マスタークラス王者で、チーム総代表でもあるDRAGONが乗り込み、チームの長谷川謙一総監督、本山哲監督が見守るなかコースインした。

 このセッションでは、少しずつ陽が傾くなか、序盤に福住が1分20秒699をマーク。これに午前中トップタイムの山本、さらに大湯、野尻とホンダ/M-TEC勢が続いた。

 大きなアクシデントやコースアウトもなく進んだこのセッションでは、一度も赤旗中断がないまま終盤にはアタックも行われ、大湯が1分20秒648にタイムを上げまずは首位に浮上。坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)も1分20秒838、タチアナ・カルデロン(ThreeBond Drago CORSE)も1分20秒935をマークするなど、続々とタイムが上がっていく。

 しかし、西日が強く差すなかで迎えたチェッカー間際、福住が1分20秒487へ。これがトップタイムとなりチェッカーを迎えた。2番手には大湯、3番手にはこちらもチェッカー間際にタイムを上げた野尻となった。トヨタ/TRD勢では坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が4番手で最速。最終周にタイムを上げた宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)が5番手。カルデロンは6番手で初日を終えた。午前中首位の山本は7番手でセッションを終えている。

「周囲の状況は分かりませんが、僕たちは僕たちのメニューを午前、午後とこなしてきました。メニューはいろいろなものをこなせたと思いますし、2日目に向けた課題もまだまだ見えてきたので、まだ来シーズンどうなるかは分かりませんが、今後に繋がるテストにしたいですね」と福住はテスト初日を振り返った。

 スーパーフォーミュラの合同テスト/ルーキードライバーテストは12月23日も2時間の走行が2セッションが行われる。

坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)
宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)
DRAGON(Buzz Racing with B-Max)
DRAGON(Buzz Racing with B-Max)

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