GTSPORT『FIAグランツーリスモ・チャンピオンシップ2020』で宮園拓真が3冠を達成

 12月18~20日、プレイステーション4用ソフト『グランツーリスモSPORT』を使用した『FIAグランツーリスモ・チャンピオンシップ2020』ワールドファイナルの模様が公開され、日本の宮園拓真がグランツーリスモ史上初となる3冠を達成した。

 FIAグランツーリスモ・チャンピオンシップは、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が発売するプレイステーション4用ソフト『グランツーリスモSPORT』を使用したFIA国際自動車連盟公認の選手権だ。

 同選手権は2018年に初開催され、個人で国・地域を代表して戦うネイションズカップ、自動車メーカー代表として戦うマニュファクチャラーシリーズというふたつのカテゴリーが存在する。また、TOYOTA GAZOO Racingが協力するグランツーリスモ初のワンメイクレース『GRスープラGTカップ』も2019年から開催されている。

 そんな3レースの2020年王者を決めるワールドファイナルの模様が12月18~20日にグランツーリスモ公式YouTubeチャンネルで公開され、日本代表の宮園が3カテゴリーともに制し、グランツーリスモ・チャンピオンシップ3冠を達成した。

 大会はすべてオンラインで行われ、宮園は初日のGRスープラGTカップでまずチャンピオンに輝くと、続くマニュファクチャラーシリーズでもミカイル・ヒザル、ダニエル・ソリスとタッグを組みチームスバルで総合優勝を飾ってみせる。

初戦となるGRスープラGTカップでまず王者となった宮園拓真
トップチェッカーを受けるチームスバル
スバルに初のタイトルをもたらしたミカイル・ヒザル 、宮園拓真、ダニエル・ソリス

 そして、ワールドファイナルの最終レースとして行われた個人戦“ネイションズカップ”で宮園は激戦のレース1こそ9位に終わってしまうが、続くレース2ではウエットコンディションのなか最終ラップの最終コーナーでトップに立ち大逆転優勝を果たす。

 ポイントリーダーで迎えたファイナルレース“グランドファイナル”でも0.622秒差の2位でフィニッシュした宮園はトータルで45ポイントを獲得、見事2020年のチャンピオンに輝き、グランツーリスモ史上初となる3冠を達成した。

 レース後、宮園は「本当に勝てるとは思っていなかったので、嬉しいですけれど、ゴールした瞬間2位だったので、本当に総合で1位を獲れていたのか分かりませんでした。優勝が決まってすごくホッとしています」と語った。

「(3冠については)いま言われて思い出したので、本当に信じられないです。すごく嬉しいです。来年以降も優勝を目指しますが、まだまだ伸ばさないといけない部分があるので、もっと強くなって戻って来られるように頑張ります」

世界10カ国から16名のプレイヤーが頂点を競ったネイションズカップ
サルト・サーキットを舞台に4ワイドを繰り広げるマツダRX-VISION GT3コンセプト
ネイションズカップのファイナルレースを制したのはイタリアのヴァレリオ・ガロ。宮園拓真は2位フィニッシュ

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