災害時被害調査ドローン活用へ 業者と高鍋、新富町

 高鍋町と新富町は18日、ドローンを使った撮影事業を手掛ける安藤商事(安藤光広代表、高鍋町)と災害時支援などに関する協定を締結した。両町の捜索活動や被災状況調査に同社が協力するほか、操縦資格取得支援なども行う。
 同社は今年7月の熊本豪雨で浸水被害状況の調査に従事。その際に災害時のドローンの有用性を実感した安藤代表が高鍋町に協力を申し入れ、新富町も一緒に協定を結ぶこととなった。
 新富町役場であった調印式では、黒木敏之高鍋町長=写真左=が「ドローンは椎葉の災害でも活躍したと聞く。協力締結はありがたい」、小嶋崇嗣新富町長=同右=が「安心安全のため、訓練を通じて連携を深める」とあいさつ。安藤代表=同中央=は「多くの人命が守れるよう努力する」と述べた。

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