国の重要無形民俗文化財「壱岐神楽」で最も演目数が多い「壱岐大大神楽」が20日、長崎県壱岐市芦辺町の住吉神社で奉納された。
約700年の歴史があるといわれる壱岐神楽は神職だけが舞うことを許されている。13人の神職が約7時間かけ34演目を舞い、笛や太鼓を演奏。約200人の市民や観光客が観覧した。
2人の神職が肩車をしたり、背中合わせに腕を組んで宙返りをしたりする演目「神相撲」では、この日一番の歓声と拍手が送られた。愛知県小牧市の新仏具修理製造業、鮫島萌さん(35)は「神事としての正統な神楽を見たことがなかったので新鮮だった。所作が美しくて見入った」と話した。
「壱岐大大神楽」 13人の神職 7時間かけ34演目
- Published
- 2020/12/23 23:33 (JST)
- Updated
- 2020/12/24 13:10 (JST)
© 株式会社長崎新聞社