【フロリダ州タンパ23日(日本時間24日)発)米プロバスケットNBAのトロント・ラプターズとツーウェー契約を結んだ渡辺雄太(26)はニューオーリンズ・ペリカンズとのレギュラーシーズン開幕戦にベンチ入りしたものの出番はなかった。試合は序盤にラプターズがリードしたものの、第3クオーター(Q)に逆転されて99―113で敗れた。
ラプターズはカイル・ローリー(34)と パスカル・シアカム(26)の両エースがそれぞれ前半で14、12得点。
ラプターズは昨年のドラフト全体1位のザイオン・ウイリアムソン(20)が早々に3ファウル(6ファウルで退場)をしたこともあり、前半は57―50とラプターズのリードで折り返す。
第3Qに入ると一時は10点差をつけたラプターズだが、このクオーターの12分間は22―38でとペリカンズの猛攻を許し、79―88と逆転されてしまう。
第4Qもペリカンズがリードを広げる展開で、渡辺の出番は回ってこなかった。
NBAの各チームの陣容は、本契約が15人と、下部Gリーグに所属しながら50試合までNBAに昇格できるツーウェー契約が二人まで。
各試合でベンチ入りできるのは15人。渡辺は開幕戦でまずはこの〝ハードル〟をクリアした。
新型コロナウイルスの影響で開幕が約2か月遅れた今季はレギュラーシーズンの試合数が通常の82から72に減ったものの、日程が過密になったことで、控え選手の出場機会も増えることが予想される。
渡辺としてはチャンスが回ってきた時に、期待に応えて、信頼を積み重ねるプレーがしたいところだ。