【新型コロナ】24日の神奈川 3人死亡、過去最多495人感染 累計死者250人超える 

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、県内で24日、新たに10歳未満~100歳以上の男女495人の感染が明らかになった。1日当たりの新規感染者数は、22日の348人を大幅に上回り、過去最多を更新。横浜市や茅ケ崎市保健所管内などで、過去最多の新規感染者を確認した。257人の感染経路が不明という。

 横浜市で90代女性、川崎市で70代と80代の男性2人の計3人の死亡が報告され、県内の累計死者数は252人になった。

 亡くなった90代女性は、クラスター(感染者集団)が起きた横浜市内の特別養護老人ホームの入所者。心不全などの基礎疾患があり、20日に陽性と判明した。川崎市の70代男性は、別の病気で入院していた市内病院で15日に陽性と判明し、16日に市外病院に転院。23日に新型コロナウイルス感染症で死亡した。80代男性は15日に市内病院に入院した翌日に発熱。18日に陽性と判明していた。

 横浜市内では、新たに3件のクラスターを認定。2人の感染が確認されていた大学運動部で10~30代の男子学生24人が新たに感染し、陽性者数は計26人となった。4人の陽性者が出ていたデイサービス施設では、80~90代の利用者2人が新たに感染。幼稚園では他自治体発表分も含め職員、園児の6人の感染が判明、陽性者数は計8人となった。

 横須賀市では、20~50代の海上自衛隊員5人が感染。市は所属や接点などを調べている。クラスターが発生した特別養護老人ホーム「湘南ホーム」では、90代女性と80代男性も感染、感染者は計12人になった。

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 在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)は24日、基地関係者3人の感染を新たに確認したと発表した。

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