新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県内で26日、1人の死亡と10歳未満～100歳以上の男女480人の感染が新たに確認された。1日当たりの新規感染者数は24日の495人に次いで過去2番目に多く、3日連続で400人を上回った。480人のうち256人が感染経路不明という。
横浜市によると、死亡した80代女性は、クラスター（感染者集団）が発生した元気会横浜病院（同市緑区）の患者。別の疾患で入院中だった12日に陽性が判明し、18日に新型コロナによる肺炎で死亡した。
クラスター関連で新たな感染者の判明が相次いだ。横浜市では、大学の運動部で10代と20代の男子学生8人、介護老人保健施設で30代女性職員1人、市立中学校で40代男性教諭1人と男子生徒3人が陽性と分かり、感染者はそれぞれ計13人、10人、13人となった。川崎市では、市南部の病院で60代と80代の男性入院患者2人、川崎区の高齢者介護施設で70代女性入居者1人の陽性が確認され、感染者は計24人と26人となった。
平塚市ではクラスターでないが、同じ高齢者施設に入居する80～100歳代の女性7人と40代女性職員1人が感染。この8人は過去に感染が確認された施設関係者の濃厚接触者という。
また、横浜植物防疫所の50代の男性職員2人の陽性が判明。横須賀市では、海上自衛隊の20～40代の男性隊員3人、在日米海軍横須賀基地の50代の女性従業員の感染が確認された。
