【巨人2020原語録】「小林は小林の非常にいいムードを持っています」

ベンチで〝目力〟を発揮する巨人・原監督

【巨人2020原語録(4)】新型コロナ禍により、未曽有のシーズンとなったプロ野球。セ・リーグでは原辰徳監督(62)率いる巨人が2年連続38度目の優勝を飾り、120試合の激闘の裏では数々の〝名言〟も誕生しました。時に厳しく、時にユーモアたっぷりに語られた指揮官の言葉で振り返る特別企画「巨人2020原語録」をお届けします。第4回は「9月前編」をお楽しみください。

9月7日

澤村の交換トレードが電撃決定。「彼の中でステップアップの材料にすることが正しいであろうと。同じ野球界にいるという部分においては『俺は味方だ。応援しているぜ』というところで送り出しました」

9月11日 〇2―1 ヤクルト戦(東京ドーム)

球団歴代単独1位となる監督通算1067勝を達成。「偉大な川上監督、大先輩を少し超えさせていただいたということは心の中の宝物にして、明日より精進、挑戦していきたい。戦い半ばです。浸っている余裕はありません」

9月13日 〇3―1 ヤクルト戦(東京ドーム)

大城、吉川尚の7、8番が計5安打。「打率もみんなかっこよくなってきたな。昔は210(2割1分)とか220(2割2分)くらいとかさ。みんな立派なもんだよ。のれんをかけられるよ。店を出せるよ(笑い)」

9月15日 〇6―3 阪神戦(東京ドーム)

マジック38が初めて点灯。「志半ば、戦い半ばです」

9月17日 ●0―11 阪神戦(東京ドーム)

先発、リリーフ陣の3投手が計3被弾で全員失点。野手陣も西勇の前に完封負け…。「こういうゲームは二度とやってはいけないゲームだね。二度としない。したくない。させない」

9月18日 ●0―6 DeNA戦(横浜)

小林が代打からの途中出場で復帰。「やっぱり小林は小林の非常にいいムードを持っていますよね」

9月19日 ●1―7 DeNA戦(横浜)

久しぶりに対面した本紙ベテラン記者を見て「あれ、どうしたの? 俺、辞めたのかなと思った。懐かしいね」

さらに、翌日の予告先発で発表されていたメルセデスが登板回避となり、話が思わぬ方向に…。
「本来なら『岩隈』と言いたいところだけど、なかなかホトトギスは鳴かないよ。鳴くまで待ってるんだけど(笑い)。これでいいだろ、今日は」

=特別連載=

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