神奈川・愛川町が舞台のドラマ、つくっちゃいました 魅力発信で移住促進 

移住促進のため愛川町が配信しているドラマの一場面。佐助一家が中津川で戯れている

 愛川町は町内への移住を促進しようと、移住家族の暮らしぶりをドラマ仕立てで描いた「移住者★佐助」の配信を動画投稿サイト「ユーチューブ」の町公式チャンネルで行っている。人口減少が続いており、自然豊かな町の魅力を発信し、移住者を呼び込みたい考えだ。

 ドラマは愛川町に移住を決めた脚本家の佐助(40)一家を中心に展開。佐助は都内で暮らすさまざまなストレスに耐えかね、自然に恵まれた同町に家族で移住しようとする。佐助はリモートワークが可能だが、妻で女優の美々(34)はそうもいかず、当初は強く反対。それでも、しっかり者で小学2年生の一人息子心大(しんた)が町の小学校になじみ、生き生きと生活する姿を通して美々の意識も変わっていく。中津川など町の自然や、かつての重要産業だった撚糸(ねんし)や機織りの歴史なども織り込み、移住を検討しながらもさまざまな事情で踏み出せない人たちの背中を押したい考えだ。

 同町が2017年から行っている動画コンテスト「愛川レッドカーペット」で18年に最優秀賞を獲得した俳優グループが出演している。

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