２０２０年１２月３０日から３１日にかけて、佐渡警察署の両津交番と佐和田交番の入り口付近に硬貨の入ったビニール袋が置かれているのをそれぞれの交番の勤務員が発見した。
両津交番に置かれていたビニール袋には、硬貨が合計１万２７０円と、同封されたメモに「毎日一枚づつ集めた小銭です。交通事故などで困っている人に少しでも役立てば幸福です。月光仮面」と書かれていた。
また、佐和田交番に置かれたビニール袋には、硬貨が合計１万２，６００円と同封されたメモに「一年間財布の中の小銭を集めたものです。わずかですが交通遺児のために使ってください」と書かれていた。
この善意のお年玉は、両津交番旧佐渡東警察署では、昭和４９年から続いていて４８回目、佐和田交番では、昭和６２年から３５回目になるという。
佐渡警察署の金井幸雄副署長は、「個人の方がこれだけ長い間、寄附を続けてくださっているその気持ちが大変ありがたい。大切に活用させてもらいたい」と話した。
佐渡市の交番に寄附された硬貨（動画より）
