【NBA】ラプターズ・渡辺雄太は数字に表れないプレーでアピール

守備で貢献した渡辺

米プロバスケットNBAトロント・ラプターズの渡辺雄太(26)は4日(日本時間5日)のボストン・セルティックス戦で4分16秒出場。114―126で敗れた試合で、記録はスリーポイントシュート1本の3得点と1リバウンドだったが、数字に残らない部分で大いに貢献していた。

渡辺の出番が来たのは102―121とリードされていた第4クオーター(Q)の残り4分16秒だった。

ラプターズは第1Qを32―23で好スタートしながら第2Qの12分間で14―38。終盤にかけてさらに点差を広げられてしまい大勢が決した「ガベージ・タイム」と呼ばれる状況だ。

それでも最初の守備機会でリバウンドを獲得すると、そこからの攻撃ではスリーポイントシュートを決める。

公式記録として残るのはこの3得点と1リバウンドだけだが、この後は激しい守備で4つのターンオーバー(TO=シュートに至る前に相手ボールになるミス)を誘発した。

この試合でのセルティックのTOは20。そのうちの4つに貢献したのは敗れた中でもアピールになったといえる。

また各選手が出場していた時間の得失点差は、渡辺がチームトップのプラス7。出場機会を与えられた時にこうしたプレーをコツコツと積み重ねていくことが信頼につながっていく。

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