ドジャースが救援右腕・トライネンと再契約 2年1750万ドル

ドジャースは日本時間1月6日、自軍からフリーエージェントとなっていた救援右腕ブレイク・トライネンと2年+オプション1年で再契約を結んだことを発表した。メジャーリーグ公式サイトのマーク・フェインサンドが関係者から得た情報によると、2年間でトライネンに保証される総額は1750万ドル。2023年の契約は年俸800万ドルの球団オプション(またはバイアウト150万ドル)となっているようだ。コリー・クネーベルとトミー・ケインリーに続く救援投手の補強となった。

契約の内訳はサインボーナス400万ドル、2021年の年俸600万ドル、2022年の年俸600万ドル、2023年の球団オプション800万ドル(またはバイアウト150万ドル)。よって、トライネンに保証される金額の合計はサインボーナスと2年間の年俸にバイアウトを加えた1750万ドルとなる。2023年の球団オプションが行使された場合、トライネンは3年間で総額2400万ドルを手にする。

現在32歳のトライネンは、2019年オフにアスレチックスからノンテンダーFAとなり、1年契約でドジャースに加入。昨季は27試合に登板して3勝3敗1セーブ、9ホールド、防御率3.86をマークした。ポストシーズンでは11試合に登板して32年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献。ワールドシリーズ第5戦では2点リードの9回裏に登板し、ポストシーズン初セーブを記録した。

今オフのドジャースのブルペン補強は、クネーベルとケインリーに続いてトライネンが3人目。トレードで獲得したクネーベルは1年後にフリーエージェントとなるが、2022年にはケインリーがトミー・ジョン手術から復帰してクネーベルの穴を埋める。衰えが顕著なクローザーのケンリー・ジャンセンは契約期間が残り1年のため、クローザー経験のあるトライネンを「ジャンセンの保険」としてキープできた意味は大きい。

地味な補強が続いているドジャースだが、チームの穴を的確に埋める「スマートな補強」とも言えるだろう。

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