ヤンキースがパドレスとトレード 俊足好守のアレン獲得へ

「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンが日本時間1月7日に伝えたところによると、ヤンキースはパドレスとのトレードで両打ちの外野手、グレッグ・アレンを獲得するようだ。アレンは昨年8月末のトレードでインディアンスからパドレスへ移籍したが、金河成(キム・ハソン)の加入に伴い12月末にDFAとなっていた。ヤンキースは交換要員としてマイナーの救援左腕、ジェームス・リーブスをパドレスへ放出するという。

現在27歳のアレンは2017年にインディアンスでメジャーデビューを果たし、2018年には自己最多の91試合に出場。打率.257、2本塁打、20打点、21盗塁、OPS.654をマークした。2019年も89試合に出場したが、自己最多の4本塁打、27打点を記録した一方で、打率は.229へ悪化し、盗塁も8個と激減。昨季は打率1割台に低迷し、8月末にマイク・クレビンジャーらとともにパドレスへ放出された。

パドレスでは1試合しか出場機会がなく、9月上旬にマイナー降格。ポストシーズンのロースターにも入れず、12月末にDFAとなった。昨季はインディアンスで15試合、パドレスで1試合の合計16試合に出場し、打率.154、1本塁打、4打点、2盗塁という成績だった。ただし、外野の守備では守備防御点+6(外野3ポジション合計)を記録した前年に続いてプラスの守備防御点(+1)を記録している。

一方、パドレスへ移籍するリーブスは2015年のドラフト10巡目指名でヤンキースに入団した27歳の救援左腕。メジャー経験はなく、2019年はA+級とAA級で合計33試合に登板して67.1イニングを投げ、7勝2敗、防御率1.87、83奪三振の好成績をマークした。2018年に1試合だけAAA級でのプレーを経験している。マイナーでは毎年安定した成績を残しており、AAA級でも引き続き好成績を残すことができれば、念願のメジャー昇格が見えてくるだろう。

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