ナイフの厚さ誤り大学生を誤認逮捕 浦添署

 浦添署は6日、大学生の男性(30)を誤認逮捕したと発表した。5日、男性が正当な理由なしにナイフを所持していたとして、銃刀法違反容疑で現行犯逮捕していた。銃刀法は刃物の形状によって携帯禁止の基準を定めており、今回の場合、警察官が刃体の厚みが基準の2ミリを超えたと誤認した。後に署で厚みを再計測すると超えていなかったことが分かり、男性を釈放したという。同署は「全職員に対し、改めて銃刀法違反の要件などについて教養を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。

 署によると、5日午後8時7分ごろ、警ら中の男性警察官が浦添市経塚の市道で、車に乗っていた男性に職務質問した。所持品検査でカバンからナイフを見つけ、厚みを誤認したという。

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