ソフトバンクのドラ1・井上朋也〝熱男イズム〟継承「一番大きい声を出してやっていかないと」

雪が舞う中、入寮したドラフト1位のソフトバンク・井上

熱男イズムを継承する。ソフトバンクのドラフト1位ルーキー・井上朋也内野手(17=花咲徳栄)が7日、福岡県筑後市にある若鷹寮に入寮。サードの大先輩である松田に熱いラブコールを送った。

会いたい選手として真っ先に松田の名前を挙げると「どういう方なのかというのが気になります。プレーもそうなんですけど、ベンチでのありかただったり」と熱男の〝正体〟に興味津々。気持ちを高ぶらせた。

長年、鷹のホットコーナーを守ってきた松田は攻守の活躍だけではなく、声を響かせてチームの常勝の一翼を担ってきた。ポスト・松田を担う上である意味で声出しは「熱男イズム」の〝必修科目〟にもなる。工藤監督も「彼(松田)のようにチームを引っ張って、明るく元気にしてくれるような選手になってほしい」と期待するところだ。

ムードメーカー役について井上は「得意かは分からないです」と明かすが、「チームに必要な選手になりたいです」と意欲は十分だ。

松田も初めからチームの盛り上げ役だったわけではない。メジャーに挑戦するムネリンこと川崎宗則(現BCリーグ栃木)から託され、慣れないことに戸惑いながらフォアザチームの精神でここまで築き上げてきた。

10日から始まる新人合同自主トレに向けて、早くも「一番大きい声を出して先頭に立ってやっていかないといけないという思いはあります」と気合いっぱいの井上。大寒波で雪が舞う中での門出となった〝未来の熱男〟がホットに燃えている。

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