メッツがリンドー、カラスコを2対4の交換トレードで獲得 コロナ禍による財政難でトレードが移籍市場の中心に

リンドー(左)とカラスコ(ロイター=USA TODAY)

メッツは今オフ年俸調停の権利を持つインディアンスのフランシスコ・リンドー遊撃手(27)と、今後2シーズンの年俸が1200万ドルで通算88勝をマークしている先発右腕カルロス・カラスコ投手(33)を2対4の交換トレードで獲得したと発表した。メッツからはアメド・ロサリオ遊撃手(25)、アンドレス・ヒメネス内野手(22)と、メジャー経験のないジョシュ・ウルフ投手(20)、アイゼア・グリーン外野手(19)の4人がインディアンスへ移籍する。

年末にジョシュ・ベル一塁手(28)がパイレーツからナショナルズへ、ブレーク・スネル投手(28)がレイズからパドレスへ、そしてダルビッシュ有投手(34)がカブスからパドレスへ電撃移籍したように、今オフの移籍市場はトレード中心に動いている。多くの球団がコロナ禍による財政難を強いられていることもあり、FA選手の相場が例年よりも急落しており、ほとんどの交渉が難航している。トレバー・バウアー投手をはじめとする大物FA選手はいまだに契約ができていない。

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