ドジャースがイエーツに興味 ヘンドリックスからは撤退か

ドジャースは今オフ、コリー・クネーベルとトミー・ケインリーをチームに加え、ブレイク・トライネンと再契約を結ぶなど、ブルペンを中心に戦力補強を進めている。さらなるブルペンの補強としてリアム・ヘンドリックスやブラッド・ハンドといったトップクラスのクローザーに興味を示していることが報じられているが、地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のホルヘ・カスティーヨによると、ドジャースはカービー・イエーツにも目を向けているようだ。

今オフのフリーエージェント市場においてベストのリリーバーと評価されているのはヘンドリックスだが、ヘンドリックスは4年契約を希望しているという。ドジャースはヘンドリックスに興味を示す一方、31歳のヘンドリックスと長期契約を結びたいとは考えておらず、カスティーヨによると、ドジャースはヘンドリックスの争奪戦から撤退する可能性が高まっているという。

その一方でドジャースの補強ターゲットとして浮上しているのがイエーツだ。現在33歳のイエーツは2019年に両リーグ最多の41セーブ、防御率1.19、WHIP0.89、奪三振率14.98と素晴らしい成績を残したものの、昨季は右肘の炎症に悩まされ、わずか6試合しか登板できず、2セーブ、防御率12.46に終わった。よって、ヘンドリックスやハンドほどの好条件でなくとも獲得可能であるとみられている。

ドジャースは過去にも前年不振だったリリーバーを短期の契約で獲得した例があり、たとえば昨オフはアスレチックスからノンテンダーFAとなったトライネンと1年1000万ドルで契約。トライネンは昨季チーム最多タイの27試合に登板してチームに貢献した。また、昨季開幕直前にはロッキーズを解雇されたジェイク・マギーを獲得。マギーは24試合に登板して防御率2.66をマークし、貴重な戦力となった。

トライネンやマギーと同じように、ドジャースがイエーツの復活に期待して獲得に動く可能性は十分にありそうだ。

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