【高校サッカー】ベスト4の壁突破ならず 矢板中央・坂本「来年こそ日本一をとってほしい」

矢板中央イレブン(高体連記録部提供)

ベスト4の壁は厚かった…。全国高校サッカー選手権の準決勝(9日、埼玉スタジアム)で矢板中央(栃木)は、青森山田(青森)と対戦。序盤から立て続けに失点を喫し、0―5で完敗した。

過去3回ベスト4に進出しているが、いずれも無得点で敗戦。DF坂本龍汰(3年)は「矢板中央はベスト4を越えられてないと言われ続けてきた」と振り返る。だからこそ「このベスト4の壁を破るために(準々決勝から)中3日で調整してきた」と万全な状態で運命の一戦に挑んだ。

しかし、レベルの差を見せつけられ「大敗してしまって、内容的にもよくない試合だった。自分たちの目標や夢を達成できず、悔しい試合になった。青森山田は強くて、自分たちじゃかなわない部分があった」と顔をしかめた。

とはいえ、今大会のメンバーには下級生が数多く在籍。坂本が「2年生には来年こそ日本一をとってほしい。簡単ではないが、メンタル面を大事にしてほしい」と言えば、高橋健二監督も「青森山田に勝たなければ日本一はない。2年生に経験者が多く残る。今度は最上学年になるので、もう一度挑戦したい」と期待を寄せた。

先輩たちの分まで、次こそは壁を打ち破ることはできるか――。

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