285日ぶり「或る列車」長崎駅に 対策徹底、2月末まで運行

285日ぶりに「或る列車」が長崎駅入りし、乗客を見送る客室乗務員ら=長崎市尾上町のJR長崎駅

 JR九州の人気観光列車「或る列車」が9日、285日ぶりに長崎駅入りした。客室乗務員の岡本侑華さん(27)は「新型コロナウイルス対策を徹底している。旬の食材や至福のひとときを楽しんでほしい」と呼び掛けた。
 「或る列車」は、コロナ感染拡大防止のため4月から6月末、9月から10月末に運休した。JR九州は乗務員のマスクや手袋の着用、乗客への検温など対策を徹底。今月9日から2月末まで、午前に佐賀駅-長崎駅間、午後に長崎駅-佐世保駅間を運行する。
 9日、車窓から雪景色も楽しんだ乗客らは長崎駅ホームに降り、見送る乗務員らに笑顔であいさつを交わしていた。

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