【東京五輪】森会長が〝舌好調〟 不変のラグビー愛「頑張れば天理も早稲田をやっつける」

森喜朗氏

東京五輪・パラリンピック組織委員会の大会組織委員会の森喜朗会長(83)が12日、組織委職員へ向けた年頭あいさつを行った。

新型コロナウイルス禍で開催ピンチの東京五輪について、森会長は「皆さんの力合わせて、このトンネルをくぐり抜けて」「決して大雪の後に春が来ないことはない、長い夜も必ず朝が来る」「多くの人々に喜び、希望が与えられるように最後まで頑張ってきたいただきたい」とパワーワードをふんだんに使って職員を鼓舞した。

スピーチに熱が入った森会長は「みんな一丸となってこの最大の難関を突破するように頑張りましょう」と話すと、続けて「頑張って頑張って頑張ると、天理大学も早稲田大学やっつけることができた」と、例のごとくラグビーの話題へ。

前日(11日)の全国大学ラグビー選手権決勝で天理大が早大を55―28で下して初優勝したことを受けて「堂々たる試合をしてくれた。決して早稲田が弱かったとは思わない。立派に戦った思いますが、やっぱり彼らの長い間の執念といいますか、勝利を生み出したスポーツの良さ、すがすがしさ、そういうものを改めて感じさせた」と熱弁し、あいさつを締めくくった。

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