ジャイアンツが先発左腕の獲得を検討 ハメルズも候補に

メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシによると、ジャイアンツは先発左腕の獲得を検討しているようだ。ジャイアンツは現時点の先発ローテーション5人がいずれも右腕のため、先発左腕の補強が必要と考えているとみられる。そして、その獲得候補の1人としてブレーブスからフリーエージェントとなっている37歳のベテラン左腕、コール・ハメルズの名前が浮上。ハメルズは昨季、故障により1試合しか投げられなかったが、現役続行を希望している。

モロシによると、通算163勝の実績を誇るハメルズに対して複数のチームが興味を示しており、そのなかにジャイアンツも含まれているという。ブレーブスの若き先発投手陣のリーダーとして期待された昨季は故障によりわずか1試合の登板に終わったハメルズだが、2018年と2019年はいずれも防御率3点台を記録。コンディションさえ万全なら先発4~5番手として計算できる存在だ。

今のところ、故障明けのハメルズがメジャーリーグ球団向けにショーケース(公開練習)を行う予定はないようだ。ただし、今オフはコリー・クルーバーやジェームス・パクストンといった故障明けの投手が各球団のスカウトの前で投球練習を行う機会を設けており、ハメルズも状況次第では同様の機会を設けることになるかもしれない。

ジャイアンツは今オフ、ケビン・ゴーズマンがクオリファイング・オファーを受諾して1年1890万ドルで残留し、レッズからフリーエージェントとなったアンソニー・ディスクラファーニを1年600万ドルで獲得。6年1億3000万ドルの大型契約のラストイヤーを迎えるジョニー・クエイトを合わせた3人が先発3本柱を形成するとみられる。

先発4~5番手にはローガン・ウェブとショーン・アンダーソンが予定されているものの、先発ローテーション5人がいずれも右腕となってしまう。そのため、スコット・ハリスGMは今後数週間以内に先発左腕を獲得したいと考えているようだ。

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