【ラグビー】今季のTL開幕延期で国立開催断念

11日のラグビー全国大学選手権決勝は国立競技場で開催された

ラグビーのトップリーグ(TL)は、複数のチームに新型コロナウイルスの陽性者が出たことで16日の開幕が延期となり、今季の国立競技場開催を断念した。

今季の国立開催は、16日に日本代表キャプテンのリーチ・マイケル(32)が所属する東芝―NTTコミュニケーションズ戦が行われる予定だった。

当初は秩父宮ラグビー場を会場としていたが、昨年11月に国立競技場への変更を発表。ところが今回の延期で開幕は2月の初~中旬となる見通し。14日にオンライン会見を行ったTLの太田治チェアマン(55)は「国立の開催は、東京五輪の準備などもあり、あの日時がギリギリだった。新たに国立でやるのは厳しいという認識」と説明した。

TLの国立開催が実現していれば、14大会ぶりで、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と連携し、東京五輪運営に向けたオペレーションの確認も行う予定だった。

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