新潟県が雪崩や落雪の危険性把握のため糸魚川市、上越市、妙高市を上空から調査

新潟空港に戻ってきた新潟県消防防災ヘリ

新潟県防災科学研究所雪氷防災研究センターの上石勲センター長などが15日午前、今回の豪雪とその後の気温上昇による雪崩・落雪などの危険性を把握するため、新潟県消防防災ヘリに搭乗し上空から調査を行った。

調査メンバーは、上石センター長のほか、道路管理課、砂防課、治山課の担当者がヘリに搭乗し糸魚川市、上越市、妙高市を航空から調査した。

新潟県防災科学研究所雪氷防災研究センターの上石勲センター長

調査を終えて新潟空港に戻ってきた上石センター長は、「特に山間部の雪崩について見させていただきた。全体的に雪が多く、気温が上がってきているので全層雪崩が(数十箇所)動き出している。ただ道路や家の周辺はまだ到達はしていない。防止対策もあるので余裕があると思う。ただ、この時期でこの雪の多さなので、また雪が降ったり暖かくなったりすることもあるので、危険の周知をしていきたい」などと話していた。

またハザードマップや、山の状況(クラック=斜面にひっかき傷のような雪の裂け目など)などを見て、危ない箇所には近づかないでほしいと話していた。

【関連リンク】
新潟県 雪崩危険箇所について

© にいがた経済新聞