「IOCの判断に日本は従う事になる」川淵三郎氏がオリパラ開催問題に言及

川淵三郎氏

東京五輪・パラリンピックで選手村の村長を務める川淵三郎氏(84)が16日、自身のツイッターを更新。昼と夕方の2度にわたって私見を述べた。

昼には、新型コロナウイルス禍の影響で開催が危ぶまれている東京五輪・パラリンピックについて「感染拡大時にオリパラなんてもってのほかと世論の8割の意見。オリパラの最終決定は私見だが3月末ごろか。IOC(国際オリンピック委員会)の判断に日本は従う事になる」とつづった上で「それまで選手はもちろん、オリパラ関係者は必死で準備しなければならない。中止は8割の人が納得し決行は2割の人が喜ぶ。その割合が増えない限り、国を挙げての成功は難しい」と記した。

さらに夕方には「STAY HOMEでじっと我慢しながらコロナの収束を待つ中での箱根駅伝は圧倒的な視聴率だった。こんな時に駅伝なんかやっている場合か?とは誰も言わなかった。チームの危機管理は適切に行われていた。オリパラの最大の懸念は海外の観客からの感染危機に尽きる。徹底的な感染危機管理が可能かが問われる」と発信した。

新型コロナウイルスの第3波の到来で、不安視する世論が高まっているが、祭典の行方はいかに――。

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