横浜DeNAの大貫、山崎両投手は16日、オンライン配信された日産自動車主催のトークショーに参加した。
昨季10勝を挙げた大貫晋一投手（26）が2年連続の2桁勝利を誓った。開幕2軍スタートから夏場に6連勝を飾るなど大きく飛躍した右腕は「出来過ぎなところもあったが、継続していかないといけない気持ちが強い」。シーズン後に始めた肉体改造も順調で、「いい準備をして開幕を迎えたい」と先発陣の柱となる気概を示している。
体の細さを克服しようと、今オフは1日7食の食事トレーニングを行い、正月は餅を頬張った。体重は昨シーズンから5キロ増の78キロに届き「最低限の目標はクリアできた」。本格的な投球は今後再開するが「球が強くなるのを楽しみにしている」とここまで調整は万全だ。
かたや減量したのは山崎康晃投手（28）だ。不振で絶対的守護神の座を奪われ、今季を「勝負の年」と位置付ける。昨年12月は断食、年末年始はほぼ無休でトレーニングに励んだ。
体重は例年の1月より4キロほど少ない90キロをキープ。「軽いからいいというわけではないが、ずっと練習しているので増えない。何としても結果を残してチームを引っ張っていく」と表情を引き締める。
球団誕生10周年を迎え、横浜出身の大貫は「記念すべき年にプレーヤーとしていられるのは幸せ」、山崎は「優勝して横浜を盛り上げたい」。チームの浮き沈みの鍵を握る2人は士気高くキャンプに備える。
