元福江郵便局長 懲戒解雇処分に 出張費を不正受給

 日本郵便九州支社は20日、福江郵便局(長崎県五島市幸町)の50代の元男性局長が、2018年に架空の出張旅費5万4216円を不正に受給したとして、懲戒解雇処分にしたと発表した。
 同支社によると、男性は福江郵便局長を務めていた18年5月、実際には出張に行っていないのに、旅費として交通費などを会社側に請求し、不正に受け取ったという。19年2月の社内調査で発覚した。
 元局長は同支社の聞き取りに対し、「(パソコンの申請システムで)誤って入力した」と不正を否定。一方で同支社は「調査の結果、不正受給の蓋然(がいぜん)性が高い」と判断し、昨年10月に元局長を懲戒解雇した。五島署に告訴状を提出し、受理された。


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