ブルージェイズ合意報道から一転 ブラントリーはアストロズ残留へ

日本時間1月21日、アストロズが2年3200万ドルでマイケル・ブラントリーと再契約を結ぶことで合意したことが明らかになった。3年連続打率3割を記録しているブラントリーは、各メディアによってブルージェイズと3年契約で合意したことが報じられたものの、数時間後に「まだ合意していないようだ」と最新情報が伝えられ、その直後にアストロズと2年契約で合意。アストロズはジョージ・スプリンガーに続く主力打者の流出を回避した。

現在34歳のブラントリーは2018年10月にアストロズと2年3200万ドルで契約。2019年は打率.311、22本塁打、90打点、OPS.875の好成績でリーグ優勝に貢献し、昨季は46試合に出場して打率.300、5本塁打、22打点、OPS.840をマークした。打率3割はインディアンス時代の2018年から3年連続となり、通算打率は.297まで上昇。今回も前回と同じ2年3200万ドルでの合意が報じられている。

ブラントリーは昨季、左翼手として19試合、指名打者として26試合にスタメン出場したが、今季は2019年新人王のヨルダン・アルバレスが両膝の手術を経て戦列に戻ってくる。そのため、ブラントリーは大半の試合に左翼手として出場することが予想されている。

アストロズはブラントリー、スプリンガー、ジョシュ・レディックと3人の外野手がフリーエージェントとなっていたが、ブラントリーの引き留めに成功。右翼には成長株のカイル・タッカーがいるため、両翼のレギュラーは固まった。スプリンガーの流出で中堅には大きな穴が空いており、ジャッキー・ブラッドリーJr.など外部からの補強に動くことになりそうだ。

なお、ブラントリーの父・ミッキーは1986年から4年間マリナーズでプレーした元メジャーリーガー(外野手)である。1993年途中に来日して巨人でプレーしたが、13試合で打率.181、0本塁打、4打点、OPS.484に終わり、この年限りで解雇された。

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