都城コアカレッジ全国3位 ロボット自律走行ソフト

ETロボコン2020チャンピオンシップ大会エントリークラスで3位入賞を果たした(左から)福満活伊、重満楓大、田代友紀さん

 ロボットを自律走行させる「組込みソフトウエア」の設計技術を競う「ETロボコン2020チャンピオンシップ大会」で、都城市の都城コアカレッジ(三原靖雄校長)情報デザイン科2年生3人でつくるチームが全国で3位入賞を果たした。大学や企業も出場する中、同校から初の上位入賞を果たし関係者も喜んでいる。
 メンバーはソフトの設計図となる「モデル」を担当した重満楓大(ふうた)さん(20)と福満活伊(かずい)さん(24)、プログラムを担当した田代友紀さん(20)。本年度新たに設けられた同大会のエントリークラス出場に向け、昨年5月ごろから開発に取り組んだ。
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため地区予選は行わず、ソフトウェアを送って事務局側がロボットを走らせるシミュレーター競技を実施。ソフトウエアの設計内容を見るモデル審査との総合評価を行った。
 競技ではL、Rの2コースを走行して合計タイムを争った。タイムに点数が加算されるブロック運びは想定通り満点を獲得。競技の様子を紹介する動画配信のチャンピオンシップ大会で3位入賞が発表された。
 3人は「もう少しタイムを早くできたかもしれないが、最後まで走りきることができて自信になった」「3位という結果には驚いた。将来の仕事に生かしたい」などと話していた。

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