【スケジュール&最新エントリーリスト】IMSAデイトナ24時間公式テスト&予選レース

 1月30〜31日にアメリカ・フロリダ州のデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで決勝レースが行なわれるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第1戦ロレックス24・アット・デイトナ(デイトナ24時間レース)。世界三大耐久レースに数えられるとともに、アメリカのサーキットレース・シーズンの幕開けを告げるイベントとしてもお馴染みだ。

 現在同レースを2連覇中の小林可夢偉の参戦などにも注目が集まるが、今年はレースフォーマットが変更される。

 決勝レースはこれまでも1月最終週周辺の土日に開催されてきたが、公式テスト『ロア・ビフォア・ザ・ロレックス』(Roar:咆哮、轟音をたてるといった意)は通常、1月上旬に設定されていた。しかし、例年より閉幕が遅れた2020年シーズンからのリードタイムなどを鑑みて、2021年はレース直前週の22〜24日にテストが設けられることになった。

 そして初の試みとして、以前に発表されているように、ロア・テストのなかで決勝のグリッドを決める予選レースが行なわれる。以下、改めて“予選レースウイーク”のタイムスケジュールを確認しておこう。

■タイムスケジュール(公式テスト&予選レース)

※カッコ内は日本時間。日本からの時差は−14時間

・1月22日(金)
11:30〜12:30(翌1:30〜) テストセッション1
16:15〜17:30(翌6:15〜) テストセッション2

・1月23日(土)
10:30〜11:30(翌0:30〜) テストセッション3
15:00〜15:15(翌5:00〜) GTLM/GTD予選
15:25〜15:40(翌5:25〜) LMP3予選
15:50〜16:05(翌5:50〜) DPi/LMP2予選
19:00〜21:00(翌9:00〜) テストセッション4

・1月24日(日)
10:00〜10:20(翌0:00〜) ウォームアップ
14:05〜15:45(翌4:05〜) 予選レース『モチュール・ポール・アワード100』

 なお、タイムスケジュール上では省いたがウェザーテック・スポーツカー選手権のほか、IMSAミシュラン・パイロット・チャレンジ、IMSAプロトタイプ・チャレンジも併催される。

■最新エントリーリスト:新型コロナ陽性で撤退も

 以前のエントリーリストではドライバー名の記載がなかったが、1月18日に発表された最新版では、すべてのチーム/マシンにドライバー名が記されている。

 ただしこのエントリーリスト発表のあと、オーナードライバーであるティム・パパスの新型コロナウイルス陽性反応により、GTDクラスのブラック・スワン・レーシング540号車ポルシェ911GT3 Rがエントリーをとりやめることになった。パパスは先週ドバイ24時間レースに参戦していたが、そこでのチームメンバーが新型コロナ陽性となったことを受けて検査をしたところ、パパスにも陽性反応が見られたという。

 このブラック・スワンの参戦取りやめにより、ロレックス24のエントリー台数は49台となる見込みだ。

1月18日版のデイトナ24時間レースエントリーリスト(PDF)

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