MLBトップ捕手のリアルミュートをブレーブスが奪取か

2018年の日米野球で本塁打を打ったリアルミュート

現在のMLBでナンバーワン捕手と評価されるJT・リアルミュート捕手(29)だが、フィリーズからFAとなり未だ所属が決まっていない。フィリーズとの再契約が濃厚と見られる中、ここへきてライバルのブレーブスが獲得を画策しているとの情報が22日(日本時間23日)、MLB公式サイトなど複数の米メディアで伝えられた。

リアルミュートは走攻守と三拍子そろった捕手として、18年と19年にオールスター戦に選出され、シルバースラッガー賞を2回、ゴールドグラブ賞を1回獲得している。また一塁手としても17年から20年まで試合に出場した。

ブレーブスには昨年に打率3割2分1厘、9本塁打をマークしてシルバースラッガー賞に輝いたトラビス・ダーノー捕手(31)がいて、今年も年俸800万ドル(約8億3000万円)の契約を残している。もしブレーブスがリアルミュートと契約した場合、ダーノーはトレード放出される可能性が高く、MLB公式サイトはエンゼルスかブルージェイズが興味を示すだろうと憶測する。

リアルミュートは昨年のシーズン終了後にフィリーズから年俸1890万ドル(約億6000万円)のクオリファイング・オファーを蹴ってFAになった。フィリーズは再契約のため5年総額1億1000万ドル(約114億2000万円)を提示したとされている。

© 株式会社東京スポーツ新聞社