UFC復帰戦で惨敗のマクレガー パッキャオ戦実現に改めて意欲

「UFC257」でポワリエ(左)に敗れたマクレガー(ロイター=USA-TODAY)

元UFC2階級制覇王者のコナー・マクレガー(32=アイルランド)はボクシング6階級制覇王者マニー・パッキャオ(42=フィリピン)との対戦をあきらめていないようだ。

マクレガーは「UFC257」(23日=日本時間24日、UAE)で元ライト級暫定王者ダスティン・ポワリエ(32=米国)と1年ぶりの復帰戦に臨んだものの、カーフキックで足をボロボロにされた挙句にTKO負け。松葉づえを手に右足を引きずりながら帰路につく醜態をさらしてしまった。

これにより年内の実現が取り沙汰されていたボクシングルールでのパッキャオ戦について一部メディアから「勝っていれば対決の可能性は高まった。(パッキャオにとって)不足でない選手でいなければいけなかった」「大きく遠ざかった」などと、対戦の機運が一気にトーンダウンしたと報じられていた。

しかし、米メディア「ボクシングシーン・コム」によると、マクレガーは「ボクシングにはひどいレッグキックはない。私が何を意味しているか分かるか? どんなことが起こるか分からないが、何が起こるか見ていく」と、パッキャオ戦の実現に向けて改めて意欲を語ったという。

試合後には「ダスティン・ポワリエよ。おめでとう」と勝者を祝福するツイートをしていた〝フィリピンの英雄〟との対戦にたどり着くことはできるだろうか。

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