テレビ大阪社長 テレ東報道番組のマスク着用を評価も「各局で違いがあっていい」

テレビ大阪の田中社長(2020年)

テレビ大阪の田中信行社長(65)が28日、オンラインで新春社長会見を開いた。

キー局のテレビ東京は先日、経済報道番組「ワールドビジネスサテライト(WBS)」の放送枠繰り上げを発表。4月から月~木曜が午後10時スタートになる(金曜はこれまで通り11時)。

午後10時台には、テレビ朝日系「報道ステーション」が構えており、ニュース戦争勃発と話題を集めている。当然、系列局のテレビ大阪にも影響は大きいが、田中社長は「テレビ東京とは昨年から、メリット・デメリットも考えながら話し合い進めてきた。裏には報道ステーションもあり、非常に激戦だろうが、どれだけやっていけるか。一つの挑戦だと思っている。10時にした効果が上げられるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

WBSを含むテレビ東京の報道番組では、1月中旬から出演者がトークの際、マスクを着用するようになった。

この取り組みについて、田中社長は「テレビ東京では昨年の緊急事態宣言後、細やかな対策を取っている。そういう流れのなかでのマスク着用かと思う。テレビ東京の判断は尊重する」と評価。

一方で、自社については「私どもはニュース番組でマスクを着けろとは指示していないが、各局で違いはあっていいと思う。我々は我々の判断でやる。今後、マスクを着けてくれということもあるかもしれないし、状況に応じてになるだろう」と話した。

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