木工通じ交流深める 大村工高と大村特支の生徒 スタンド作りに挑戦

高校生(左)に手伝ってもらいながらくぎを打つ中学生=大村特別支援学校

 長崎県立大村工業高(松山大治校長)建築科3年の生徒10人が15日、大村市久原2丁目の県立大村特別支援学校を訪れ、中学部1年の生徒7人と木工作業を通じて交流を深めた。
 同高生徒が授業で身に付けた技術を生かし、物作りの楽しさを体験してもらおうと初めて企画。先月から計3回の予定で実施し、2回目の同日はタブレット端末のスタンド作りに挑戦した。
 高校生があらかじめ加工しておいたスギ板に、中学生がアニメキャラクターなど思い思いのイラストを描いて組み立てた。高校生は接着剤の塗り方をアドバイスしたり、くぎ打ちの手伝いをしたりして交流を深めていた。
 同高の開田和樹さん(18)は「人に教えるという立場は初めてだったが、今春の就職を前に良い経験になった」と話した。

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