「行きたい所へ」旅の手助け バリアフリー情報提供 長崎空港に窓口

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長崎空港に開設される県ユニバーサルツーリズムセンター=同空港

 長崎市の民間団体「長崎ユニバーサルツーリズム産業共同提案体」は30日、大村市の長崎空港内に、県内の観光地や宿泊地のバリアフリー情報を提供し、各種福祉サービスなどを紹介するワンストップ相談窓口「県ユニバーサルツーリズムセンター」を開設する。同団体の相田準之助事務局長は「『行ける所ではなく、行きたい所に行く』旅行の手助けをしたい。医療、介護や観光、交通などさまざまな団体がかかわる『長崎モデル』として全国に発信できれば」と意気込む。
 センターは同団体が県の補助を受けて運営する。県観光振興課によると、障害者や高齢者ら体が不自由な人を含め、誰もが旅行を楽しめる「ユニバーサルツーリズム」の市場規模は日本の人口の3分の1以上。先進地の沖縄県などには、さまざまな相談を1カ所で受け付ける窓口があるが、本県にはなかった。利便性向上と誘客拡大のため、県と同団体が準備を進めてきた。
 積極的に受け入れる姿勢を県内外に発信する狙いもある。同課は「宿泊施設などにも大きなビジネスチャンスだと捉えてもらいたい。設備整備や接客などソフト面の取り組みも積極的に進めてもらえれば」と期待する。対象は主に県外客を想定しているが、県内を旅行する県民の健康増進にもつなげたいという。
 センターは年中無休(午前9時半~午後5時半)。1日2人が勤務し、電話(0957.46.3773)やメール(info@nagasaki-ut.net)、窓口カウンターで無料で相談に対応する。