パッキャオ「休養王者」に降格 防衛戦できずWBA世界スーパー王座剥奪

パッキャオ

ボクシングの6階級王者マニー・パッキャオ(42=フィリピン)が、現在保持するWBA世界ウエルター級スーパー王座を剥奪され「休養王者」に降格となった。複数の海外メディアが報じている。

パッキャオは2019年7月にキース・サーマン(32=米国)に判定勝ちし、2度目の防衛に成功して以降、新型コロナウイルス禍の影響もあってか、リングに戻れていない。英紙「ザ・サン」は「WBAは王者が自身のコントロールを超えた医学的、法的または他の理由でベルトを防衛することができない場合のルールに従って、休養王者に指名される」と伝えている。

次戦に向けては元UFC2階級制覇王者のコナー・マクレガー(32=アイルランド)やWBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシア(22=米国)とのエキシビションマッチが取り沙汰されているパッキャオだが、具体的な防衛戦のメドは立っていなかった。

なお、パッキャオに代わって、現在レギュラー王者のヨルデニス・ウガス(34=キューバ)が、スーパー王者に昇格することになるという。

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