西彼杵道路整備計画 2区間を優先評価 検討委

 地域高規格道路「西彼杵道路」(長崎県佐世保市大塔町-西彼時津町、約50キロ)のうち、未整備区間の西海市西彼大串郷-時津日並郷(約23キロ)の整備方針を検討する委員会の会合が1日、県庁であり、優先整備区間として5区間を検討。大串インターチェンジ(IC)-白似田と、西海・子々川-日並IC(仮称)の2区間を優先度が高いと評価した。2月中にIC配置・概略ルートや優先整備区間などを盛り込んだ整備方針を県に提言する。
 会合はウェブ会議方式で開き、冒頭を除いて非公開。ICの配置については、これまでに国道206号沿いに4カ所配置する案を選定している。
 県によると、大串IC-白似田の約6キロは、時短効果や高速ネットワークの連続性に加え、災害通行規制回数が多いことから優先度が高いと評価された。西海・子々川-日並IC(仮称)の約4キロも交通量や混雑度の高さから優先整備の候補に挙がったという。
 西彼杵道路の現在の供用率は28%。佐世保市指方町から西海市西彼町大串までの約14キロは完成しており、時津町野田郷-日並郷までの3.4キロは整備中。

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