聖マリ医大病院、患者情報18人分が外部閲覧可能に 看護師のグループメールで

聖マリアンナ医科大学病院(川崎市宮前区)

 聖マリアンナ医科大学病院(川崎市宮前区)は1日、患者18人の氏名や診療情報を含む個人情報が第三者に漏れた可能性があると発表した。新型コロナウイルス感染症の診察も担う救命救急センターに所属する看護師らのグループメールが、外部から閲覧できる状態だった。被害は確認されていないという。

 同病院によると、グループメールは看護師が業務連絡用に2019年11月に開設。昨年12月に外部の指摘で判明するまで7人の看護師がやりとりをしていた。メール278通のほか、AI(人工知能)問診アプリで収集された外来患者の問診情報や救命救急センター内の資料データが閲覧可能で、院外から各1件のアクセスがあった問診情報と資料データに患者計18人の情報が含まれていた。

 同病院はグループメールを廃止し、対象患者に謝罪した。

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