日本一奪回へ! 巨人・後藤コーチがヤングGに「言葉責め特訓」

岡本と話す巨人・後藤野手チーフコーチ(左)

日本一奪回へ〝言葉責め〟だ! 巨人の後藤孝志野手チーフコーチ(51)が2日、2日目を迎えた春季宮崎キャンプで行ったノック中に、意外な言葉で選手にはっぱをかけた。

この日の午後練習で、岡本や北村ら若手内野手を相手に、5回連続で全員ノーミスを達成するまで終われない、ゲーム性がありながらもプレッシャーのかかる特守を実施。ここまでの練習の疲労感などから、途中でミスをして最初からやり直す場面も見られたが、後藤コーチからはお構いなしに叱咤激励の声が飛んだ。

「日本シリーズ、日本シリーズ!」「周東、周東!」「絶対攻めないと!」。同コーチの口から出た言葉はすべて、昨季に屈辱の4戦全敗に終わったソフトバンクとの日本シリーズを連想させるものだった。

練習中から大舞台にいるかのような緊張感を持ち、周東のような俊足の打者も、攻めた守備でアウトにする――。今季のリベンジに燃えるチームにとって、最高の〝イメトレ〟だ。この掛け声に奮起した岡本らは、ライン際の際どい打球にも必死に食らいつき、その後の送球でも冷静さが際立った。無事にノーミスで5周を終えると、選手の表情には達成感がにじみ出ていた。

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