気温高い 太平洋側はぐずついた天気多く 気象庁1か月予報

1か月予報(平均気温)出典:気象庁ホームページ

 気象庁は4日(木)、向こう1か月(2/6~3/5)の天候の見通しを発表した。寒気の影響を受けにくいことや、暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は高い見込み。特に、東・西日本は2月中旬にかけて、平年よりかなり高くなりそうだ。北・東日本の太平洋側は、低気圧や前線の影響を受けやすく、向こう1か月の降水量は平年並みか多く、日照時間は平年並みか少ない見込み。

週ごとの天候予報

1か月予報(日照時間)出典:気象庁ホームページ

1週目(2/6~12)

 気温は北日本で平年並みだが、その他は高温傾向が見込まれる。北日本の日本海側は、低気圧や寒気の影響で、平年に比べて曇りや雪の日が多い見通し。西日本の太平洋側は、湿った空気の影響を受けにくく、平年に比べて晴れの日が多くなりそうだ。

2週目(2/13~19)

 日本付近は、冬型の気圧配置になりにくい見通し。東・西日本の太平洋側は、低気圧や前線の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。

1か月予報(降水量)出典:気象庁ホームページ

3~4週目(2/20~3/5)

 引き続き、冬型の気圧配置は弱く、北・東・西日本の太平洋側は、低気圧や気圧の谷の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。なお、気温は全国的に高温傾向が見込まれる。

早期天候情報

早期天候情報(高温)出典:気象庁ホームページ

 東日本から九州北部(山口県を含む)にかけては、今後2週間は気温が平年並みか高く、特に10日(水)ごろからの5日間ほどはかなり高い可能性がある。このため、気象庁は北陸、関東甲信、東海、近畿、中国、四国、九州北部(山口県を含む)にかけて、「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理や、積雪の多い所ではなだれに注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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